相も変わらず宮部みゆきワールドで、登場人物が生き生きとしていて、「この人、いい人だなぁ、好きだなぁ」という人物が、一人は現れるのですが、「刑事の子」にも家政婦として働きに来ているハナなどがまさにそれです。
もちろん文章も読みやすくあっという間に結末までたどり着いてしまいます。
オイアウエ漂流記:荻原浩
荻原浩の書いた「砂の城」が読みやすくて面白かったので、他の本も興味を持って読んでみたのが、オイアウエ漂流記です。 この本は、日本人+1名の外国人たちを乗せたトンガ行の飛行機が墜落して、無人島に流れ着き…続きを読む
さかなのこ(映画)
さかなクンの自伝「さかなクンの一魚一会~まいにち夢中な人生! 」を元に映画化したものが「さかなのこ」です。 最初、映画館の広告でこれをみたときに、おもしろそうだなと思いました。 短期間に再び映画館に行…続きを読む
さかなクンの一魚一会~まいにち夢中な人生!:さかなクン
映画「さかなのこ」を見たので、今度は原作を読んでみました。 さかなクンの半生を綴った自伝です。 こちらがほぼ実話だとするならば、映画はかなりフィクションが入っていました。映画の場合には、明らかにフィク…続きを読む
死刑にいたる病:櫛木理宇
前に、「死刑にいたる病」という映画が公開されるというCM(現在は既に公開は終わっています)を見たので、原作本を読んでみました。 死刑判決を受けた連続殺人犯が、一件だけ自分の罪ではない、ということで、そ…続きを読む
ダイイング・アイ:東野圭吾
交通事故を起こしてから記憶を一部失ってしまった主人公。 やがて自分が事故をしてしまった時のことを調べ始めます。 すると、謎の美女が主人公の前に現れます。 どうやらその美女は自分が事故で殺害してしまった…続きを読む
あんじゅう―三島屋変調百物語事続:宮部みゆき
「あんじゅう―三島屋変調百物語事続」は、三島屋変調百物語シリーズの第2巻です。 主人公おちかが、この世ならざるものの仕業と思われる体験をした人たちから、その不可思議な話を聞く、というストーリーです。 …続きを読む
55歳からのハローライフ:村上龍
サスペンス続きだったので、別の話を、と思い手に取ったのが「55歳からのハローライフ」です。 定年を前に仕事を辞めた人、仕事をなくした人たちの、これからどうしようか、という困惑とそこから前向きになる過程…続きを読む
野生のロボット:ピーター・ブラウン
野生のロボットは、子供向けの本です。 うちの子に読ませたら読むのではないか?と考えて手に取りました。 うちの子は、なかなか本を積極的に読まず、漫画やゾロリなど読みやすいものばかりを読んでしまいます。も…続きを読む
黒祠の島:小野不由美
黒祠とは、明治時代の祭政一致政策の折に様々な神を統合して再編成しようとした際に、統合を免れて、その地域で独自の宗教となったものを意味します。黒祠=邪教というとらえられ方もします。 そのような独自の宗教…続きを読む
連続殺人鬼カエル男:中山七里
数年前に動画配信サイトの無料枠で「連続殺人鬼カエル男」というドラマが配信されていました。 そのときに興味がわいたものの、結局見ないでそのままにしてしまいました。 それからしばらくして、その原作が小説と…続きを読む