HOME生活感想ダイイング・アイ:東野圭吾

ダイイング・アイ:東野圭吾

交通事故を起こしてから記憶を一部失ってしまった主人公。
やがて自分が事故をしてしまった時のことを調べ始めます。
すると、謎の美女が主人公の前に現れます。
どうやらその美女は自分が事故で殺害してしまった女性に似ていることがわかってきます。
この事故の真相な何だったのか?
謎の美女は、事故死したと思われていた女性だったのか?
なぜ復讐をするわけでもなく、自分の前に現れたのか?

というストーリーで、徐々に事故のことが判明していく中、この女性が何者であるのかということが明かされていきます。

途中までは面白かったのですが、女性の正体などがわかっていくうちに、なぜこの女性はこんな行動をとっていたのか、というところに疑問がわいてしまい、いまいち、オチにスッと納得できるものが足りない気がしました。
ちょっと不気味な要素を加えることでスリリングさを演出したのかもしれませんが、その回収がうまくできずに終わったな、という印象。

それでも、東野圭吾という人の本は、パターン化されすぎておらず、どの本も次の展開が気になりながら読めるのがよいところです。
作家によってある程度パターン化されているのはもちろんなのですが、東野圭吾という作家は、ともするとオーソドックスな展開ともいえるのですが、実はそれが一番読みやすく、どの本を読んでも新鮮な気持ちで読むことができるのかな、と思います。

関連記事

半落ち:横山秀夫

横山秀夫という作家の本はこれで2冊目です。 ここまで読んだ感想としては、この人の本はとても読みやすいということです。 一番最初にナゾとされている問題提起があり、そのオチに向かって突き進んでいくスタイル…続きを読む

深夜特急:沢木耕太郎

深夜特急は、1986年に発行された旅行エッセイです。 著者の沢木耕太郎は、26歳のときに急に思い立って、アジアを超えてロンドンに向かうという壮大な旅を無計画に行います。 文庫本全6巻にまとめられていま…続きを読む

すべてがFになる:森博嗣

「すべてがFになる」は、過去に両親殺害を疑われる天才科学者の殺害がどうして起こったのか、を解決していく話です。 テンポよく話が進むため非常に読みやすいと感じました。 違和感があったのは、登場人物のほと…続きを読む

青の炎:貴志祐介

「青の炎」はミステリー小説ですが、その中でも「倒叙ミステリー」と呼ばれるジャンルのミステリー小説です。 主人公は高校生の櫛森秀一。 彼は高校生活を楽しむ普通の学生でしたが、あるとき急に家に離婚した元父…続きを読む

むらさきのスカートの女:今村夏子

「何も起こらないのに面白いとTikTokで話題沸騰!」という帯に惹かれ、あらすじをチェックすると、主人公がいつも近所でみかける「むらさきのスカートの女」と友達になりたいが故に、自分の職場に就職するよう…続きを読む

ブレイブ・ストーリー上中下:宮部みゆき

小学生低学年から中学年にかけての子どもに、本を読んでほしいと願う家庭で起こる問題の一つが、「かいけつゾロリから抜け出せない問題」だそうです。 いかにゾロリが偉大であるかの裏付けでもあるこの問題、本を自…続きを読む

さかなのこ(映画)

さかなクンの自伝「さかなクンの一魚一会~まいにち夢中な人生! 」を元に映画化したものが「さかなのこ」です。 最初、映画館の広告でこれをみたときに、おもしろそうだなと思いました。 短期間に再び映画館に行…続きを読む

仮面ライダーBLACK SUN(AMAZON PRIME VIDEOドラマ)

西島秀俊・中村倫也主演のAmazon Prime Video限定ドラマ「仮面ライダーBLACK SUN」が、2022年11月1日から放映されたので見てみました。 元は仮面ライダーBLACKという、平成…続きを読む

深い河:遠藤周作

しばらくミステリー物ばかり読んでいたので、別のジャンルを読もうということになり、たまたまネットで紹介されていた旅物を読むことにしました。 そのうちの一冊として紹介されていたのが、「深い河」でした。 遠…続きを読む

まっしょうめん!:あさだりん

わたしの息子が剣道をやってみたいということで道場に通い始めました。 といってもいつまで続くかわからないので、まずは竹刀だけ買って習わせています。 竹刀は消耗品のため、特に小学生用などは2000円程度で…続きを読む