HOME生活感想DC がんばれ!スーパーペット(映画)

DC がんばれ!スーパーペット(映画)

「DC がんばれ!スーパーペット」は、ワーナーブラザーズのCGアニメ映画です。
この映画も、他の映画を見ているときに流れた広告を見て、子供が「今度はこれを見たい」といったのがきっかけで、ある暇な休日の朝に見に行きました。

ストーリーは、母星クリプト星が破滅する直前に脱出した赤ん坊のスーパーマンには、その時に一緒についていった犬がいた、というところから始まります。
スーパーマンの飼い犬はクリプトと名付けられ、地球で成長したスーパーマンの相棒として日々人助けにかけまわります。
そんなとき、スーパーマンに恋人ができます。
恋人との時間を作りたいスーパーマンはクリプトにも友人をつくってあげれば、自分にくっついてまわることも減るだろうとペットショップに行きます。
一方で、レックスというスーパーマンの宿敵がスーパーパワーを手に入れられるという隕石を宇宙から引き寄せ、それを地上に落下させるという事件が起きます。
それを阻止しようとするスーパーマンとクリプト。何とか未然に防ぎますが、その影響はペットショップにも及んでおり、ペットショップの動物たちがスーパーパワーを手に入れてしまいます。

話自体はわかりやすく、広告でみたときには「つまらなそうだな」と思っていました。
しかし、実際に見てみると、ストーリーはわかりやすく、それでいて適度に伏線もはってあり、感動的なシーンも盛り込まれています。それらがとてもよくまとめられているうえ、きれいなCGでド迫力に描かれているので、ひょっとしたらこれはすごい映画なのではないか?と思ってしまいました。
キャラクターデザインはテンプレート化しているのでマンネリ感は否めませんが、その分安定感があるとも言えます。また、全体的な流れがよいので、実は文句の言いようがあまりないように思います。
なぜこのテーマを選んだのか、というところはありますが、よくできたCGアニメ映画で、総じて面白かったです。

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