むらさきのスカートの女:今村夏子
「何も起こらないのに面白いとTikTokで話題沸騰!」という帯に惹かれ、あらすじをチェックすると、主人公がいつも近所でみかける「むらさきのスカートの女」と友達になりたいが故に、自分の職場に就職するように誘導する…という内容でした。
何も起こらないわけではありませんが、なんだか不思議な話です。
150ページ程度の小説で、物語はすべて主人公から見た視点で進んでいきます。
なんだか気になって手に取って、休みの朝起きたときに読み始めて、ゴロゴロしながら3時間程度かかって一気に読みました。
分量も少ないし話もスピーディーに展開していくので、スラスラと読めてしまいます。
自分の職場に誘導した後も、むらさきのスカートの女が職場に徐々に打ち解けていって、最終的に…という展開です。果たして「わたし」は「むらさきのスカートの女」と友達になれるのでしょうか、それとも…?
エッセイのような語り口調でユーモアもありながら、怖さもあり、不思議な話だったなというのが読後の感想です。決してホラーではありませんが、読んでいる途中に何で?と疑問を感じ、怖くなるような、ならないような…。
芥川賞も受賞しているということで、不思議な話を読みたい人にはちょうどいいかもしれません。
気をはらずに一気に読めてしまうのもお薦めできる点です。
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