機能的財布「millefoglie II TAN27」インプレッション
昨年、クレジットカードを紛失しました。どこでどのようになくしてしまったのかがわからなかったので、とりあえずクレジットカードを再発行しました。結局そのあと、衣服のポケットから見つかったのですが、その時は財布から落ちてしまったのだと思いました。そして、その原因は財布のカード入れが畳んでいても抜け落ちるような構造になっているせいではないかと考えました。
そこで、財布を畳んでいる状態では、カードが落ちないような構造になっている財布を探そうと考えました。
ネットで財布を検索すると、最近はブランド物ではなく、機能性に優れた財布というのが開発されているということでした。その中でもカードの脱落がないデザインのものを取捨選択していった結果、m+(エムピウ)というメーカーの「millefoglie II TAN27」(ミッレフォッリエ)がよさそうだということになり、購入しました。今回はこの財布のインプレッションを書きます。
millefoglie IIの仕様
価格は20000円で、日本製、寸法はW110mm x D85mm x H30mm、重量100g、ベルギー産タンニンなめしヌメ牛革使用です。
ヌメ革は最初は薄いベージュ色をしていますが、使っているうちに色が変質していき、経過とともに味が出てくるのがよさとされています。10年位使っているヌメ革の定期入れを持っていますが、今では濃い黄土色に変色しています。このような感じになるのだろうなと想像しています。
millefoglieにはほかにもいくつかシリーズがあり、革の質や色味、内容量が異なります。millefoglie II TAN27は、厚みが27mmで、目安として、お札が10枚、コイン15枚、カード20枚が入ります。
millefoglieの使用感
さて、ここから使用感を書いていきます。
まず厚みが27mmということですが、これは何も入れていない状態であることが前提です。当然カードを入れたりコインを入れたりすれば、もっと厚みが増します。
財布自体の大きさは、普通の二つ折りの財布よりもコンパクトです。コンパクトであるが故に、尻のポケットに入れると、奥深くまで入り込んでしまい、取り辛いと感じましたが、これは履いているパンツのポケットの深さや大きさに寄ります。
留め具があるため、勝手に開いたりしません。この留め具も、2か所を穴に通すだけのシンプルなものですが、しっかりとホールドしてくれるので、勝手に外れることはありません。
コイン入れは、カード入れの裏側にボタンがついており、カード入れを外側に引くとパチっと外れてコイン入れが出てくるようになっています。このコイン入れは、四角形に開くので内容を簡単に見ることができます。
しかし、大きな問題として、コイン入れを閉めたにも関わらず、コインが隙間から出てきてしまうことがあります。コインを15枚程度は入るとしていますが、15枚というのは意外にすぐたまってしまいます。それ以上の枚数になると、隙間から出てきてしまうことがあるので、注意が必要です。
お札は、コインケースの下に挟むような構造になっています。これも使い勝手はあまりよくありません。お札をコンパクトに保存するという意味では、絶妙な構造になっていると思うのですが、レジでお札を受け取った時にすぐにしまえる構造ではありません。お札を受け取ったらコインケースの下に挟むように通さなければならないので、若干手間取ります。
お札を入れたところ。
お札を抑える部分にはパスモなどのカードも入れられます。
コインケースにコインを入れたところ。
カードを入れたところ。
以上のように、色々と不満点はあるのですが、まだ使い慣れていないということもあると思います。また、それなりの価格でもある市、財布はコロコロと買い替えるものでもないと思うので、ヌメ革が味のある色になるまでは使い続けたいと思います。
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