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サイトマップ生成ツール

ウェブサイトをつくりウェブサーバーにアップデートした後にやるべきことは、サイトマップを更新して、検索エンジンに送信することです。
サイトマップを送信することにより、検索エンジンにウェブサイトのページ構成を伝えることができます。検索エンジンのクローラーは、サイトマップの情報を元に、ウェブサイトを探索し、検索エンジンのインデックスにページを登録していきます。
ページを登録することで、検索にヒットする可能性を増すことができます。

もちろんサイトマップを送信したからといって、検索結果の上位に表示されるという保証はありません。検索エンジンの検索結果の上位に表示させるためには、これ以外にも様々な周知が必要です。ここではそのうちの一つで手っ取り早く行うことができる、サイトマップについて、簡単に作成するツールを紹介します。

このツールをつくった動機は、多くのサイトマップ生成ツールは上限が400件などと決められており、1000ページもあるようなサイトのサイトマップをつくることができないためです。

サイトマップとは

サイトマップとは、そのウェブサイトの構成を示したものです。一般的にサイトをつくる際にも、まずはサイトマップを設計するところから始めます。しかし、ここでいうサイトマップとは、検索エンジンにサイト構造を教えるためのもので、XMLという言語で書きます。サイトマップは以下のような内容で構成されています。

<?xml version=’1.0′ encoding=’UTF-8′ ?>
<urlset xmlns=’http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9′>
<url>
<loc>http://www.xxxxx.com/index.htm</loc>
<lastmod>2015-02-02</lastmod>
<changefreq>daily</changefreq>
<priority>1.0</priority>
</url>
<url>
< loc>http://www.xxxxx.com/xxx.htm</loc>
< lastmod>2015-02-02</lastmod>
< changefreq>weekly</changefreq>
< priority>0.5</priority>
< /url>
</urlset>

冒頭の「<?xml…?>」は、このファイルがXML文書であることを示しています。XMLのバージョン及び、エンコードを宣言します。エンコードとは、そのXMLファイルがどの文字コードで書かれているかを示すもので、Shift-JISやEUCなどがあります。現在はUTF-8で書くのが一般的とされています。なお、エンコードは指定するだけでなく、実際にそのXMLファイルを保存するときに、UTF-8(no-sig)を指定して保存する必要があります。

次の「<urlset…>~</urlset>」は、全体を囲うタグで、サイトマップの構造をどのバージョンで示すかを明示しています。この場合、0.9というバージョンを使っていると示しています。このバージョンのことをサイトマッププロトコルといいます。
この「<ulrset>タグ内に書かれている<url>~</url>タグ内に、1つのHTMLファイルの情報を書きます。

<loc>タグはそのファイルのパスを書きます。
<lastmod>タグは、そのファイルの最終更新日を書きます。
<changefreq>タグは、そのファイルの更新頻度を書きます。更新頻度には、never、yearly、monthly、weekly、dayly、hourly、alwaysのいずれかを書きます。
<priority>タグは、そのファイルの優先度を0.1~1.0の範囲で書きます。1.0が最も優先度が高く、0.1が最も優先度が低いことを意味します。

サイトマップ生成ツールのつかいかた

サイトマップ生成ツールはExcelです。使用するにはMicrosoft Excelがインストールされている必要があります。

起動して、「コントロールパネル」シートで主な操作をします。

サイト名…適当に入力。出力されるサイトマップファイルの先頭に付与されます。
ルートURL…インターネット上のウェブサイトのURLのルートを入力します。
ローカルディレクトリ…コンピュータ内にあるサイトデータのルートディレクトリを指定する。
最終更新日…サイトマップデータになるHTMLファイルの最終更新日を一括で統一する場合には日付を入力。
更新頻度…そのHTMLファイルの更新頻度を一括で指定する場合に入力します。入力はプルダウンメニューから行います。
優先度…HTMLファイルの優先度を決めておくことで優先的にクロールしてもらえます。一括で指定する場合にはここに入力します。入力はプルダウンメニューで行います。
サイトマップヘッダー…出力するサイトマップファイルのヘッダーです。
サイトマップバージョン…出力するサイトマップファイルのバージョンです。

サイトマップ生成ツールダウンロード

なお、サイトマップ生成ツールでは上限を設定していないため、エラーで止まらない限り何件でも出力することが可能ですが、サイトマップの件数は50000件が最大と決められており、それ以上は読み込まれないそうです。

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