砂の女:安部公房
昆虫好きの主人公が、昆虫採集のために砂丘にいったところ、砂丘にあいている砂の穴の底に連れていかれ、そこから脱出できなくなってしまう、という不思議な話です。 砂に囲われた盆地、というよりはほぼ穴という感…続きを読む
パレートの誤算:柚月裕子
「パレートの誤算」は、NHKのドラマ化もされたということなのできっと面白いのだろうと思い読んでみました。 パレートとは、「パレートの法則」を考えたイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートの名前です。 …続きを読む
むらさきのスカートの女:今村夏子
「何も起こらないのに面白いとTikTokで話題沸騰!」という帯に惹かれ、あらすじをチェックすると、主人公がいつも近所でみかける「むらさきのスカートの女」と友達になりたいが故に、自分の職場に就職するよう…続きを読む
半落ち:横山秀夫
横山秀夫という作家の本はこれで2冊目です。 ここまで読んだ感想としては、この人の本はとても読みやすいということです。 一番最初にナゾとされている問題提起があり、そのオチに向かって突き進んでいくスタイル…続きを読む
ソロモンの偽証:宮部みゆき
映画化されてもいるし、前からあるなとは思っていたけれど、3部作(文庫本だと6冊)のため長いからなかなか手を出せずにいた、ソロモンの偽証を読んでみました。 映画も見たことはないのですが、あらすじで学校内…続きを読む
ブレイブ・ストーリー上中下:宮部みゆき
小学生低学年から中学年にかけての子どもに、本を読んでほしいと願う家庭で起こる問題の一つが、「かいけつゾロリから抜け出せない問題」だそうです。 いかにゾロリが偉大であるかの裏付けでもあるこの問題、本を自…続きを読む
55歳からのハローライフ:村上龍
サスペンス続きだったので、別の話を、と思い手に取ったのが「55歳からのハローライフ」です。 定年を前に仕事を辞めた人、仕事をなくした人たちの、これからどうしようか、という困惑とそこから前向きになる過程…続きを読む
ゴジラ-1.0(映画)
ゴジラと言えば日本が誇る怪獣映画です。 多くはゴジラが現れて町を破壊するため、どうやって追い払うか、ということをテーマとして描かれるか、もう一匹別のモンスターが現れて、それをゴジラが撃退する、という話…続きを読む
64(ロクヨン):横山秀夫
「64(ロクヨン)」は、三上という県警広報官が刑事部や新聞記者たちとの板挟みにあいながら、昭和64年に起こった誘拐殺人事件に絡めた警察内で起こっている動きを追っていく、という物語で、実話がモチーフにな…続きを読む
黒祠の島:小野不由美
黒祠とは、明治時代の祭政一致政策の折に様々な神を統合して再編成しようとした際に、統合を免れて、その地域で独自の宗教となったものを意味します。黒祠=邪教というとらえられ方もします。 そのような独自の宗教…続きを読む