Acrobat Standard DCが遅い
Acrobat Standard DCを使っているのですが、起動するのも遅く、ワンアクションするのにすごい待ち時間が発生するという状況で、解決策がないのかを調べてみました。
Acrobat Standard DCの設定を見直す
まず、使っているPCはストレージがSSDでCPUもCore i5、メモリも8GBとスペックとしては申し分ありません。また、ネットワークも光回線で普段のネットサーフィンは快適です。
それでも遅いということはソフトウェア自体の問題ということで設定を見直すことで、速度を速くすることができました。
1.最近使用したファイルの履歴をゼロにする
Acrobatを起動します。
「編集」→「環境設定」→「文書」→「最近使用した文書にリストする数」をゼロにします。
2.Acrobatが自動生成したサムネイルを消す
Acrobatは開いたPDFのサムネイルを自動的に生成しています。このサムネイルが数百も生成されていると遅くなるという情報があったので、このサムネイルを消去します。
サムネイルは、以下の場所に保存されています。
%userprofile%\AppData\LocalLow\Adobe\Acrobat\DC\ConnectorIcons\
この場所を開いて中のファイルをすべて削除します。
3.Acrobatがサムネイルを自動生成できないようにする
上記の方法でサムネイルを消しても、また時間がたてば生成されていきファイルがたまってしまうので、サムネイルを生成できないように設定します。
上記の場所を開き、右クリック→「プロパティ」→「セキュリティ」を開きます。
Windowsにログインしているユーザを選択し、「アクセス許可」の欄のうち、「書き込み」の「拒否」の欄にチェックを入れます。
「OK」を押して閉じます。
4.遅くなると思われる設定を見直す
Acrobatを起動して、「編集」→「環境設定」を開き、以下の設定を変更します。
「一般」→「ファイルを保存するときにオンラインストレージを表示」のチェックを外す。
「一般」→「Adobeとのメッセージ」→「Adobe Acrobat起動時にメッセージを表示」のチェックを外す。
「文書」→「保存の設定」→「文書の変更を一時ファイルに自動保存する間隔」のチェックを外す。
「セキュリティ(拡張)」→「起動時に保護モードを有効にする」のチェックを外す。
「セキュリティ(拡張)」→「拡張セキュリティを有効にする」のチェックを外す。
「信頼性管理マネージャー」→「Adobe AATLサーバーから信頼済み証明書を読み込む」のチェックを外す。
「信頼性管理マネージャー」→「Adobe EUTLサーバーから信頼済み証明書を読み込む」のチェックを外す。
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