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Illustratorでピクセルに合わせて書き出す

Illustratorを使って書き出すときに、ピクセルにきちんと合わずに切れたりはみだしたりした画像が書き出されてしまうことがあります。
ウェブやゲーム用に画像を作る際にはピクセルのずれは致命的なので、ピクセルに合わせてきちんと書き出すための方法を調べました。

ピクセルに合わせて書き出す設定

単位をピクセルにする

「編集」→「環境設定」→「単位」を選択し、
「一般」「線」「書式」「日本語オプション」のすべてを「ピクセル」にします。

キー入力をピクセルにする

「編集」→「環境設定」→「一般」を選択し、
「キー入力」の値を「1px」にします。

表示をピクセルに合わせるようにする

「表示」→「ピクセルプレビュー」をクリックして、チェックを入れます。

「表示」→「ピクセルにスナップ」をクリックして、チェックを入れます。

オブジェクトの位置を整数にする

オブジェクトの位置が、「100.5」など、小数点以下のある位置に配置されていることがあります。
これを「100」などの整数値に入力して、直します。

この数値を変えても、小数点以下が残ってしまう場合は、「ピクセルグリッドに整合」のチェックをはずします。

線を内側か外側にする

オブジェクトの線のプロパティで、「線の位置」を「線を中央に揃える」になっていると、ピクセルの中心から内側と外側に半々ずつ線が引かれた状態になるので、「線を内側に揃える」もしくは「線を外側に揃える」のいずれかに設定します。

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