デスクトップの操作を記録する動画キャプチャ―「AGデスクトップレコーダー」
デスクトップのマウス操作を動画として保存する、動画キャプチャ―「AGデスクトップレコーダー」の紹介です。
AGデスクトップレコーダーは有料版とフリー版があり、フリー版は2017年で開発が終わっています。
しかし、現時点では使用に何も問題がないため、フリー版を利用します。
AGデスクトップレコーダーのインストールと設定
http://t-ishii.la.coocan.jp/download/AGDRec.html
上記のリンクからダウンロードします。
フリー版は「AGDRec_132F.zip」というファイルがダウンロードされます。
このファイルを解凍すると、「AGDRec_132F」というフォルダが生成されます。
このフォルダを開き、AGDRec.exe(32ビットOS用)またはAGDRec64.exe(64ビットOS用)のいずれかを起動します。
起動すると以下の設定画面が表示されます。
「コーデックの選択」では、キャプチャー後の動画の拡張子を指定します。
私はは.mp4の動画にしたいので「H.264/AAC」を選択しました。
「エンコードモードの選択」は、「リアルタイムエンコード」(録画と同時にエンコードを行う)と「バッファリングエンコード」(録画終了後にエンコードを行う)があります。
リアルタイムエンコードは、PCに負荷をかけるため、フレーム落ちが発生する可能性があります。
バッファリングエンコードは、録画終了後にエンコードするため、エンコードが終了するまで待たなければなりません。
私は、確実に録画するために「バッファリングエンコード」を選択しました。
設定を終えると、タスクバーに「AG」というアイコンが表示されます。
このアイコンを右クリックして「設定」を選択すると各種設定ができます。
設定しておきたいのは、以下の3点です。
「録画制御キー設定」…録画開始と終了を制御するショートカットキーを指定します。
「オプション」の「カーソルの録画」をオンにしておくと、画面上のカーソルを録画します。
「録画出力」の「日時を追加」をオンにしておくと、録画データを出力した後のファイル名に日時データを追加します。
マウスポインターを目立たせる「Kokomite」
「Kokomite」はマウスポインターをハイライト表示させたりクリックしたときにわかるようにしたりするフリーソフトです。
AGデスクトップレコーダーのみでは、マウスの動きを目で追いにくいため、別途、マウスポインターを目立たせるソフトを導入します。
http://www.orangemaker.sakura.ne.jp/product/Kokomite/
上記のサイトから「最新版ダウンロード」のページに行き、「Kokomite」の「最新版ダウンロード」ボタンをクリックします。
この時点では、「Kokomite1-0-2-125.zip」というファイルがダウンロードされました。
このファイルを解凍して、「Kokomite.exe」を起動します。
上が起動画面です。
「ON」を押すとマウスポインターに効果が付与されます。
まずは「設定」を押します。
「プロパティ設定」画面が開きます。
「色」は、マウスポインタの周りに表示するハイライトの色を指定します。
「透明度」はハイライトの透明度を設定します。
「位置追跡周期」は、どのくらいの頻度でマウスポインタの位置を監視するかを指定します。あまりに短いとCPUに負荷をかけるため、50msにしておきました。
「位置補正」は、追尾後のハイライトの位置が正しくなるように補正するか否かを設定します。ここではオフにしておきます。
「HotKey」は「Kokomite」をオン/オフするショートカットキーの指定です。頻繁に切り替える場合は「有効」にしておくと便利です。
「形状」はハイライトの形を丸く塗りつぶす(circle)か、輪っかにする(ring)かを選びます。
「サイズ」はハイライトの大きさです。各大きさを指定して最適な大きさを確かめるといいでしょう。
「点滅」は有効にすると指定した周期でハイライトが点滅するようになります。逆に見辛くなるのでオフにしました。
「マウスクリックモニタ」を有効にすると、クリックした際に、赤い輪っかが表示されます。クリックしたことがわかるようにするため、有効にしておきます。
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