Eclipseを使ってJAVAで”Hello World”を表示する
統合開発環境(IDE)であるEclipseを使ってJAVAプログラミングを練習していきます。第一弾は、基本中の基本である、「Hello World」を表示する、というものです。
Eclipseの使い方
Eclipseのインストールフォルダ→exlipse.exeを起動すると、Eclipseが表示されます。
まず最初に以下の手順を踏んでJAVAプログラミングをする場所を設定します。
「ファイル」→「新規」→「Javaプロジェクト」を選択します。

プロジェクト名は、半角英数で適当に名付けます。これから開発するJAVAの保存場所(フォルダ名)になります。

ここでは「Test001」というプロジェクト名にします。「完了」をクリックします。

プロジェクト「Test001」が生成されました。

このプロジェクトにクラスを追加します。Javaの開発では常に「クラス」という単位でプログラムをします。

まず、パッケージ名を決めます。パッケージ名とは、プロジェクト内でクラスを管理するためのものです。
クラスとは、Javaにおいては、プログラムの単位と考えることができます。ある処理をするプログラム一つ一つをクラスという部品化して、必要な時に呼び出すようにすることにより、同じ処理を様々な場面でさせたいときに、クラスを呼び出して簡略化ができます。
このクラスは山ほどつくってしまうと管理が大変になったり、ダウンロードに時間がかかるようになったりするので、そういうことを避けるためにパッケージに所属させます。
パッケージには任意の名前を付けることができます。ここでは「test001」とします。
次に「名前」に任意の値を入力します。これがクラス名になります。
「どのメソッド・スタブを作成しますか?」には「public static void main(String[] args)」のチェックを入れます。
「コメントの生成」にチェックを入れるとソースコードにコメントが挿入されます。
「完了」をクリックします。

以下のようなソースコードが生成されます。

ここでは「Hello, World」を表示させることが目的です。
public static void main(String[] args){
以下に、
System.out.println(“Hello, World”);
と入力します。

実行メニューから「Javaアプリケーション」として実行します。

画面下部のコンソールに「Hello, World」と表示されたら成功です。

なお、コンソール画面が表示されていない場合には、「ウィンドウ」→「ビューの表示」→「コンソール」をクリックします。
→次回(JAVAのメソッドとは)
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