QNAPのストレージ容量を拡張する
QNAP TS-219P+のストレージ容量の拡張方法について記録します。
拡張内容
・RAID1
・HDD2TB x 2 を 8TB x 2に拡張する。
拡張方法
OSはQTS4.1の状態で説明します。
なお、QNAPはホットスワップといって、電源を落とさなくてもHDDを交換することができるようになっています。
しかし、これはHDDを抜き取って新しいHDDを入れればよいということではありません。
以下の手順に沿ってHDDを交換する必要があります。
1.QNAPのコントロールパネルにブラウザからアクセスします。
2.QNAP内の「コントロールパネル」を開きます。

3.「ストレージマネージャ」を開きます。

3.「RAID管理」タブを開きます。

4.「ミラーリングディスクボリューム:ドライブ1 2」を選択し、「アクション」をクリックして表示されるメニューから「容量の拡張」をクリックします。

5.「すべてのサービスは一時的に停止します。続行しますか?」と表示されたら、「OK」を押します。

※なお、この時点ではサービスは停止しないので、NASにアクセスして作業することができます。
サービスが停止するのはディスクを2つとも交換したのちに行う拡張処理の際です。
6.変更したいドライブを選択して、「変更」を押します。

7.「このドライブを取り外してください」と表示されたら、そのドライブを取り外します。

※ドライブ1は、QNAPの正面左のドライブ、ドライブ2は右のドライブです。
8.HDDを外して新しいHDDをドライブに取り付けます。
QNAPに取り付ける場合にはドライバーが必要になります。
ドライブを外すとQNAPからビープ音が鳴り、電源ボタンが赤く光りますが仕様です。
ドライブを外すとステータスは「ディスクなし」になります。
9.QNAPにドライブを取り付けてしばらく待つと、再構築が始まります。

ドライブを取り付けて数分間は「ディスクなし」の状態のままですが、そののち「再構築中」になります。
再構築には数時間~10時間程度はかかります。
再構築が完了したら同様の手順でドライブ2も交換します。
両方のドライブの再構築が終わってもまだ容量自体は増えていません。
各ドライブの容量は表示されていますが、「容量の拡張」を押さないと実際に保存できる容量は増えません。
「容量の拡張」をクリックします。
※この操作をすると、1~数時間かかりますが、その間のどこかの時点でシステムが停止するようです。

これで保存できる容量を拡張することができます。
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