Accessを開こうとすると「オブジェクト***が見つかりませんでした」と表示され起動できない
Accessを開こうとすると「オブジェクト***が見つかりませんでした。オブジェクトが存在していること、名前やパス名が正しいことを確認してください。***がローカルオブジェクトでない場合は、ネットワークの接続を確認するか、サーバー管理者に問い合わせてください。」と表示され、起動せずに終了してしまうことがあります。
これはAccessのバージョンが古く、現在のAccessでは開くことができない際に表示されます。


解決策
Accessのバージョンを新しいものに変換すれば開くことができるようになります。具体的には、Accessを古いバージョンのファイルでも開ける状態に設定してから開くと、自動的に新しい形式に変換してくれるようになります。
この方法には、Accessの32bit版が必要です。32bit版Accessがインストールされている場合には、以下の方法で開くことができるようになります。
MSACCESS.exeの互換性を変更する

C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office14\MSACCESS.EXE
を右クリック→プロパティ→互換性→互換モードで「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックを入れ、プルダウンリストから「Windows XP (Service Pack 2)」を選択→適用→OK

この後、開かないAccessのファイルを開くと、「データベースの拡張」という表示がされ、
「このデータベースは、Microsoft Accessの以前のバージョンを使用して作成されたものです。
新しい拡張機能を使用可能にし、データベースを最大限に活用できるようにするため、データベースがアップグレードされます。アップグレードが完了すると、このデータ×-エスは以前のバージョンのAccessで開けなくなります。データベースの拡張を続けてもよろしいですか?続ける場合は[はい]をクリックしてください(推奨)。」
と表示されます。

ここで「はい」をクリックすると、新しいデータベース形式(.accdb)で保存するダイアログが開きますので、適当な場所を指定して保存します。


以上のように表示されたら、変換されています。これで通常通り開くことができます。
なお、ネットワーク越しに別のAccessのテーブルを参照させていて、そのAccessの場所が変わったりしている場合には、そのテーブルだけ変換できずにエラーになります。その場合は、エラーテーブルが作成されるので、どのテーブルが変換できなかった確認することができます。
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