JAVAのメソッド:println()
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ここからは「Hello World」を表示させたメソッド「println」についての解説です。
printlnはすべて小文字です。lはアイではなく、エルです。ここを大文字のアイだと勘違いするとコンパイルエラーでプログラムを実行できません。何を隠そう、私はそこでいきなり躓きました。
println()メソッド
println()メソッドは、()内に与えた値を出力するメソッドです。
()内に与えた値のことを引数(ひきすう)といいます。
使うときは、
System.out.println();
のように書きます。「;」は行末に必ずつけるマークです。
この書式を細かく説明すると複雑になるので今回は端折ります。単純に何か値を出力したいときは、上記のように書く、ということだけ覚えておきます。
出力方法
println(“文字列”);
→「文字列」を表示します。
println(2);
→「2」という数値を表示します。数値のときはダブルクォーテーションは不要です。
println(2+3);
→「5」という計算結果を出力します。足し算(+)、引き算(-)、掛け算(*)、割り算(/)などの計算ができます。
println(ATAI);
→ATAIという変数に格納した値を表示します。例えば、
int ATAI;
ATAI=6;
System.out.println(ATAI);
とすると、出力結果として「6」という数字が表示されます。
なお、println();は改行が最後に付加されるため、以下のように2回続けて書くと、
println(“1行目”);
println(“2行目”);
出力結果は、
1行目
2行目
となります。
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