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JAVAのローカル変数とグローバル変数

変数には、その有効範囲が定められています。
この有効範囲のことをスコープと言います。

スコープ内では変数を利用できますが、スコープ外ではその変数は存在しないことになり、利用することができません。

ローカル変数

ローカル変数は、ある決められた範囲内で宣言された変数のことです。
変数は、宣言された範囲内でしか利用することができません。
例えば、以下のような場合です。

public static void aaa(){
int x = 10;
for ( int i=0; i<x; i++ ){
int y;
y = i * x;
}
System.out.println ( y );
}

このコードでは、最後のSystem.out.println ( y );の部分でエラーが出ます。
なぜならば、yを変数宣言しているのが、for文の中だからです。
for文の中で宣言された変数は、for文の範囲内でしか使うことができません。
for文の外で使おうとすると、まだfor文の外ではyは変数宣言していないので、エラーとなるのです。
同じように、変数xは、aaa()メソッドの外で使うことはできません。
上記のコードを正しく動作させるためには、以下のように書き直します。

public static void aaa(){
int x = 10;
for ( int i=0; i<x; i++ ){
int y;
y = i * x;
System.out.println ( y );
}
}

グローバル変数

ローカル変数が、ある範囲内でしか利用することができない変数であるのに対し、グローバル変数は、スコープの範囲がより広い変数になります。

JAVAには正確な意味でのグローバル変数は存在しません。
しかし、グローバル変数のように使うことができる変数を設定することはできます。
その方法は、変数の宣言にpublic staticを使うことです。

class GlobalHensu{
public static int Hensu = 1;
}

上記のように宣言すると、以下のように書けばプログラムのどこからでもその変数を使うことができるようになります。

System.out.println ( GlobalHensu.Hensu );

 ただし、グローバル変数は、プログラムのどこからでも使用できてしまうことがかえって危険であるため、使うこと自体がよしとされていません。JAVAという言語の思想からもはずれている使い方と言えます。
グローバル変数でも仕方なし、というケースは定数を定める場合です。

public static final int Hensu = 5;

上記のように、finalを付けるとあとから変更不可能な変数として、定数を宣言することができます。

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