JAVAのエスケープシーケンス
例えば、以下のように、ダブルクォーテーションを出力したい場合には、どのように書けばいいでしょうか。
System.out.println(“””);
上のように書いてしまうと、2番目のダブルクォーテーションで表示内容を閉じることになるため、3番目のダブルクォーテーションが文法エラーとして認識され、実行できません。
このように、特定の役割を果たす文字を出力させたい場合には、その文字の前に半角の円マークを足します。
こうすることによって出力することができます。
System.out.println(“\””);
この円マークのことを「エスケープシーケンス」と呼びます。
エスケープシーケンスが必要な文字
出力の際にエスケープシーケンスを必要とする文字には、以下のようなものがあります。
- \’(シングルクォーテーション)
- \”(ダブルクォーテーション)
- \\(円マーク)
- \b(バックスペース)
- \f(改ページ)
- \n(改行)
- \r(復帰=行頭に戻る)
- \t(水平タブ)
- \0(null値)
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